「吸川をきれいにする会」が市長に陳情


 「家庭雑排水の浄化に関する陳情」
 「吸川をきれいにする会」から市長へ

 1月10日、吸川をきれいにする会の役員9名が市役所へ行って一関市長に添付の陳情をしました。
市からは、市長の他に及川民生部長と、小野寺建設部長が同席して、取りあえず16日に丸福団地等の汚水マスを官民合同で視察することを約束しました。

平成13年1月10日

一関市長 浅井東兵衛 様

吸川をきれいにする会
会長 小野寺 博 人

家庭雑排水の浄化に関する陳情


趣旨・理由

 当会は、吸川に美しい自然と水辺を作ることを目的に活動しております。
 吸川の根本的な清流化は、公共下水道の普及促進でございますので宜しくご配慮願います。そして、公共下水道の遅れをカバーする方策として、合併浄化槽が有効で有ることは周知の通りでございますが、費用が嵩む為か、なかなか普及していないのも現実でございます。
 現実問題として、吸川上流の「丸福団地」「宮沢団地」等々からの雑排水に関しても、各団地からの集合汚水マスは形ばかりの施設で全く機能していない状況でございます。
 その現状を憂いて当会の会員から木炭を活用した家庭雑排水処理の提案があり、各団地の集合汚水マスに木炭を充填して浄化を試みようとしましたが、既存のマスが小さくて機能しませんでした。

 そこで、陳情です。

1.吸川流域の公共下水道の普及促進を更に進めて下さい。
2.公共下水道の遅れをカバーする方策として合併浄化槽の普及を促進して下さい。
3.木炭を利用した家庭雑排水処理施設を検討願います。
(木炭は当会で提供致しますので、浄化槽の整備をお願い致します。)
4.家庭雑排水の浄化は、地域住民が啓蒙しますので御指導を宜しくお願い致します。
流域企業排水の浄化は、行政が率先して御指導願います。(現状の水質汚濁防止法では総量規制が出来ないので希釈すれば適法になってしまい、地域住民は大変憤慨しております。)

*補足(3に関して)

 テストケースとして、丸福団地・宮沢団地等の集合汚水マスを木炭を充填出来るように改良願います。(磐井川のイモ煮会会場の配水施設にも浄化槽が必要と思われます。)